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災害の前に子どもたちに伝えるべきこと

地震翌日聞いた現場の声

大阪府北部で震災被害に遭われた方々に衷心よりお見舞いを申し上げます。
先日、Facebookページにも書かせていただきましたが、地震があった翌日に妻が大阪へ出張に行った際、現場の声を聞いてきました。

知人の高校生の息子さんが通われてる学校は、携帯電話の持ち込みが不可な為、自宅に置いていたそうです。そんな中、6/18に大きな地震に見舞われました。ちょうど通学中で電車の中。ニュースであったように大阪の主要鉄道は途中で止まってしまい、その息子さんも例外ではなかったそうです。歩いて帰宅する人や通常のルートより遠回りして目的地まで向かう人が多数いらっしゃいました。

そこで起きた問題がありました。

・通学ルート以外の電車の乗り換えは、携帯電話で検索をしているため、他の乗り換え方法がわからなかった

・電車が動く気配がなく、駅の公衆電話で電話をかけようとしたが、公衆電話の使い方がよくわからなかった

・ご両親の携帯番号は携帯電話に入っているので記憶しておらずわからなかった

そして 自宅に戻ったご両親は息子さんの安否も分からず、不安な日を過ごしたとのことです。

息子さんは駅で何時間も待機をし、どうにか人に聞きながら帰ってきたそうですが、帰宅した時間はなんと朝の4時。

私たちは 普段からネットや携帯電話に慣れすぎてしまい、それらがなければ生活が出来ない状態になっているのかもしれません。

今のうちにすべきこと

特にネットやスマートフォンが生まれたときからある今の子どもたちは、私たちが子どもの頃に知っていたはずの当たり前の情報を教えられてないと思います。電車のルートや公衆電話の掛け方を伝えることはもちろん、ご両親どちらかの携帯番号がわかるように、生徒手帳や財布など携帯電話がない状態でも繋がるようにしなければならないですね。

特に共働きが多い時代、自宅には誰もいない、家族全員がそれぞれ外出しているとなると、携帯電話が家族を繋げているツールであることは認めざるを得ない時代です。

私たちが当たり前に知っていることも子どもたちが知っているとは限りません。

大人も今はネットに頼りすぎて、忘れてしまっている重要なことがあるかもしれません。

相模原でも地震がいつ起こるかはわかりません。
皆さまもぜひ身内の方へお伝えください。

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