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無料塾ひばり学校

無料の補習授業を行う団体

無料塾ひばり学校という団体をご存知ですか?

主に小中学生向けに学校の補習授業を行う学習支援団体で、私もそこで理事として活動しております。

学習支援の任意団体として、2016年11月より活動を開始しました。学校の学習内容に即して補習授業を行っており、運営はボランティアで、地域の方の寄付で経費を賄っています。
設立メンバーである木谷理事長と福田理事より話を聞いて、私も理事として参加させてもらい現在に至っています。

学習支援が必要な子どもの数というデータはありませんが、ひばり学校では、相模原市においては南区だけでも、最低4ケタの子どもたちに学習支援のニーズがあると試算しています。小中学生の人口、子どもたちの通塾率、学校の学習習熟度別の割合などを使って推計したものです。

予想を上回る反響

活動を始めて3ヶ月ほどで毎週開催体制に移行し、それ以来1週も欠けることなく、現在まで塾を続けてきたのは、木谷、福田両名の執念の結果と思います。2018年5月時点で在籍生徒は27名、登録講師は26名で、大野南公民館を中心拠点に活動しています。人や時間が足りない中、1年で20名以上の生徒が集まった現状を見ると、潜在ニーズは当初の予想を超えており、サポーターの確保と運営体制をしっかり確立し、広報告知活動に力を入れることができれば、さらに活動の場は広がっていくでしょう。会社経営や地域活動のために、なかなか塾活動に直接参加できない私は、こうした側面支援をすることで、ひばり学校を育てる手伝いをしていきたいと考えています。

どんなご家庭も対象です

無料塾だからといって、貧困状態にある子どもたちだけを対象とするわけではなく、世帯収入など保護者の家計状況で線引きすることはしていません。未成年の子どもたちが学習に困難を感じているのならば、地域の有志たちみんなでサポートすればいい、という気持ちがひばり学校設立の背景にあります。とはいえ、昨今話題となっている「子どもの貧困」と無縁なわけではありません。格差社会がそのまま教育格差に繋がっている現在、貧困状態にある子どもたちに学習支援を行うことは、ひばり学校の使命のひとつであるのは間違いありません。

学習の目的とは何でしょう。「学ぶことは子どもの人生の可能性を拡大し、社会を安定させること」と考えています。学歴により就業の選択肢が増えるとか、資格試験が必要な職業に有利など実利の面も当然ですが、もっと本質的な点が重要ではないでしょうか。多くの人が自分で学ぶことを覚えることにより、民主主義がより成熟し、政治や多数派によって社会が極端に走ってしまう危険が減ります。机で問題に向うだけが学習ではありませんが、知は武器になります。学校の定期テストや入試対策を乗り越えながら、生徒ひとりひとりが自分で学習を深めていける力をつけることが学習面での目標となります。


更に、実際にやってみて分かったことですが、この活動は他にも重要な社会的意義があると思います。大人たちが他人の子どもたちの力になるという点です。教える側の善意や貢献欲求に基づいて行うことで、講師、生徒双方にとても良い影響があります。学ぶことは確かに重要ですが、人格形成は別問題です。学習以上に子どもに必要なことは、周囲からの無条件の愛情であり、安心できる居場所です。これは子ども食堂など、子どもを対象とした支援活動全てに共通する意義でしょう。

地域の大人が関わることの重要性

親の深い愛情が子どもに必要なのは当然だし、また親の教育だけで十分でないのも異論はないと思います。そのために社会的教育機関として学校があり、教師や同世代の友人たちがいます。しかし現代の子どもを取り巻く環境は、関係性の希薄化が進行していると思えてなりません。

 

他人の大人たちが子どもたちと関わることは、子どもにとって親や友人たちとは違う刺激となります。子どもに対する愛情は必ず本人に伝わるし、それは親の愛情の万分の一で十分です。他人から愛情を贈られた経験は、必ず子どもの自己を信じる力と人格形成に繋がると我々は確信しています。地域から絶滅しかかっている他人同士、世代間同士の交流を復活できる場を広げることにより、必ず地域社会全体の活性化に繋がることでしょう。

 

今年は学校の拡大と、NPO法人取得、7名に増えた受験生の対応など、課題は山積してますが、運営一同力を合わせて乗り越えていきます。共感していただける方には、一人でも多く応援を賜りたいと念願しています。

受講したい、講師として協力したい、見学のご希望の方はこちらからご連絡ください。

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